株式投資を始めてみたけど資産増えるかな?企業の応援に繋がるのかな?
こんな疑問に答えます。
こんにちは、カツヤマ( @katsu8ma )です。今回からの話は「なぜ株式投資をするのか?」そして「自分たちの投資資金は企業にとってどんな意味があるのか?」この点について改めて考えながら説明していきたいと思います。宜しくお願いします。
この記事を読んで分かること
1.なぜ株式投資をするのか?【資産を増やすため】
2.自分たちの投資資金は企業にとって応援になるのか?【株主次第】
3.証券会社を通じた株式投資は企業の応援には意味がない?
1.なぜ株式投資をするのか?【資産を増やすため】
まずは「なぜ株式投資をするのか?」
それはやっぱり資産を増やすためです。
そうですね、その答えが一番腹落ちする言葉だと思います。
では預金や債券、金等といった選択肢がある中で「なぜ株式投資なんでしょうか?」
それはやっぱり預金や債券等と比べた時にこの10年間の成長率では株式が一番パフォーマンス高いって言うからですかね。
そうですか・・・。それでは聞き方を変えてみましょう。これからの10年間、株式が上がり続ける保証はありますか?
いやぁそれはないけど・・・。
そうなんです。株式が向こう10年間で絶対パフォーマンスが良いという保証はありません。但し、世界の人口は増え続けていますし(1日で22万人程度増加)日本自体の人口は減少していきますが世界経済は発展していくことは👇のグラフからも分かると思います。
1970年に100万円投資していたら債権でも6~13倍。株式なら25倍~54倍ですか。長期的に見ればっていう言葉にも納得です。
2.自分たちの投資資金は企業にとって応援になるのか?【株主次第】
そして、「自分たちの投資資金は企業にとって応援になるのか?」この視点でも考えていきたい。
えっ?だって自分たちの投資資金が企業の設備投資に繋がって、
結果的に企業が成長してくれたら株価も上がって嬉しいし応援していることに繋がるんじゃないでしょうか・・・?
そこに1つ勘違いしやすいポイントがあるので注意が必要です。
私も株式投資始めた頃は意識もしていなかったのですが・・・どんな時でも企業にお金が行く訳ではありません。
自分たちが普段行っている証券取引所を通じた株式投資においてお金は企業には行きません。
えっ?そうなんですか?
はい、実際に企業へお金が行くのは企業が資金調達する際に新たな株式を発行して投資家に買って貰う時です。そのため、資金調達目的が業務拡大に向けた設備投資等ならば企業の応援に繋がると思います。
じゃあ証券取引所を通じた株式投資って企業の応援には繋がらないのでしょうか?
そんなことはありません。企業の目線で見ていく前に、証券取引所を通じた株式投資、つまり流通市場(セカンダリーマーケット)での売買が何に似ているのか考えてみたいと思います。
んー似ているものありますかね?
車の販売形態や家の販売形態にも似ていると感じたので今回は車の販売形態を例にして説明していきますね。
まず、株式を新たに発行する時については車の新車を発売開始する時とも考えられる。
これを株式であれば投資家、新車であれば消費者が購入する。このお金はどこにいくだろうか・・・?
そう、株式でも新車でも企業にそのお金はいくのです。
一方で、証券取引所を通じた既に発行済の株式を売買する(売主と買主とのマッチング)ことは新車ではなく、中古車市場とも言える。
中古車の…例えば日産のセレナを中古車で買っても、その代金は日産に行くわけではない。
あくまでセレナの所有者のもとへ行くだけ。その取引をするオークション会場が証券取引所でもある。
証券会社は売主や買主がオークション会場に行く代わりを担当してると考えられる。
証券取引所はプラットフォーム代、証券会社は仲介手数料としてお金を貰うことに繋がる。
つまり証券取引所を通じて企業は応援出来ないと考えた方がいいのでしょうか?
応援することは出来るのです。でも直接企業にお金がいかないのに何故応援出来るのか?について考えて行きましょう。
例えば3台の同じ車種の新車を中古として乗り継がれていって10年経った時、性能は同じだろうか?(新車の時は同じと仮定して)
恐らく所有する人の癖や定期的なメンテナンスを行っているかどうかで性能は大きく変わっていくはず。
所有する人が大事に乗っていたり、定期的なメンテナンスを受けていれば長く乗り続けられるだろうし値段も高く維持されるはず。定期的にメンテナンスもされていなければ安値で売られてしまうかもしれない。
これを株式で考えた時にどうなるとおもいますか?
えっと・・・定期的にメンテナンスをしないことは企業の未来より自分の利益(今乗れればそれで良い)を優先しているってこと?
はい。つまり自分の好きなタイミングで株式を売却出来る。これ自体は悪いことでもないし権利として与えられたものです。
けれども不景気に突入して株価が暴落する…「あぁもう損切り!」といって株式を手放す(安値で売却)ことは企業を買収リスクにさらすことにも繋がりますね。
2022年7月現在、円安が進行していく中で海外企業から狙われてるリスクも高まるだろう。
一方、定期的にメンテナンスをする(企業についての理解が深まり、これからの未来も共に歩もうとする)ことは不景気でも企業が未来創りする過程を支えて企業を信じ株式を手放さない長期投資とも言える。
これはどの手法が良い、ということでは無く、どんな株主(所有者)がいる企業なのか?という視点で考えるキッカケにも繋がります。
もし自分が経営者の立場だったりどんな株主が多い方がやりやすいでしょうか?未来に向けて取り組むために利益を犠牲しながら投資しているのに短期的な利益を求められて実現したいことが出来ないとしたらどうだろう。
確かに長期目線で考えてくれる株主が多い方がやりやすそうだけど実際は難しそうですね・・・。
まとめていくと
株式投資をするのは資産を増やすため。今までの実績からすると預金や債券よりパフォーマンスが良いのは確かだけど未来を保証するものではない。
自分たちの投資資金は新株発行であれば直接的に企業の応援に繋がるし、流通市場であれば他社からの買収リスクを防ぐことにも繋がる。
最後まで読んでいただき有難うございます。試験的な記事なので感想等あれば頂けると嬉しいです。
~学び続ける人の人生は常に前向き~