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8848 レオパレス21 FY2022決算【予定1年前倒しで債務超過解消した要因は?】

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投資始めたての方

5/16にアパートの賃貸事業で有名なレオパレス21のFY2022決算が発表されたけど、どんな内容だったんだろう?元々5/13に決算発表予定だったのに遅れた理由や建築基準法違反に対する改修状況についても知りたいな。

こんな疑問に答えます。

こんにちは、カツヤマ(@katsu8ma)です!レオパレス21のFY2022決算が5月16日に発表されました。決算説明資料を読んで気になったポイントについて纏めてみました。
3分程度で見れると思いますので宜しくお願いします。

この記事を読んで分かること

・決算発表が遅れた理由は?【監査法人への通報が発端】

FY2022特記【予定1年前倒しで債務超過解消】

・FY2023で気になるポイントは?【非正規雇用割合増加・・・】

・施工不備対応はいつ終わる?【2024年末に明らかな不備の解消を目指す】

投資始めたての方

話の前にレオパレスってどんなビジネスモデルか教えていただけますでしょうか?

今ではどの企業も展開してますが、30年一括借上げシステムを展開(当初は賃料支払い問題等色々ありましたが)したのもレオパレスです。全国で約57万戸の家具家電付きワンルームを提供し、借上げ社宅等、全国上場企業の約80%が利用しています。

引用元:レオパレス21 FY2022決算説明資料
目次

決算発表が遅れた理由は?【監査法人への通報が発端】

投資始めたての方

そもそもなんで決算発表が遅れたのでしょうか?

監査法人に通報があり、通報内容の調査要請が決算発表前に入ったことで決算を5/13→5/20まで延長すると公表されました。
結果的に5/16に決算発表された、という形です。

投資始めたての方

そうだったんですね。どんな通報内容だったのでしょうか?

通報内容

①と②に関しては前から調査を開始していた様です。

①架空貸付金の計上

外部弁護士による調査結果から、そのような事実は無い。

②仲介手数料の不正払い

調査終了済、社内処分も完了して再発防止策も策定済。

③入居率不正

入居率はシステムが機械的に算出(人為的な操作で不正不可)。

結果的に①②③何れも決算影響は無しと判断され、決算発表となった形ですね。

投資始めたての方

そうだったんですね。問題ないとはいえ少し不安ですね。

気持ち分かります。このような通報についてはポジティブな面と改善した方が透明性が出るのでは?と思うことを記載します。

ポジティブ面

過去の施工不備により、気になる情報が「通報」という形で表面上に出るようになった。

透明性や公正な経営を行う上ではひとつのポジティブ要素。

改善した方が良いと思う点

先述の説明内容で自分が株主だった場合に知りたいのは以下の項目。
ここらへんも説明して貰えると分かりやすいと感じた。

①架空貸付金の計上
→外部弁護士による調査、といってもその外部弁護士の名前が公表されると透明性が更に出ると感じました。匿名であれば多少の忖度が生まれませんか?という株主もいると思う。

②仲介手数料の不正払い
→社内処分した事実だけでなく、どのような事象だったのか?そして再発防止策の内容。

③入居率不正
→人為的なものでないことは分かった。そうするとシステム側で改善したのか?

FY2022特記【予定1年前倒しで債務超過解消した要因は?】

トピックスは1年前倒しでの債務超過解消(東証基準)。

引用元:レオパレス21 FY2022決算説明資料

FY2022売上高は3983.66億円(YoY-2.6%)と計画比でも10億円未達。
→2月の入居率が計画に若干未達だったため。

投資始めたての方

あれ?売上高が計画対比で未達だったのに債務超過解消出来たのですか?

そうですね、今回の決算では販管費や原価コストカットが効いています。具体的に見て行きましょう。

引用元:レオパレス21 FY2022決算説明資料

債務超過解消(利益に寄与)要因

①空室損失引当金の戻し入れ66億円(物件収支の改善、契約満了で管理戸数減少影響)

※空室損失引当金はそもそも空室が増えることによる損失リスクにあらかじめ備えて、合理的な見積可能期間内に発生が見込まれる損失の額に対して設定する引当金のこと。
つまり管理戸数も減って物件収支も良くなったので戻し入れたと考えてよいでしょう。

②補修工事関連損失引当金の戻し入れ119億円(工事の内製化、社内リソースを活用した影響)

③繰延税金資産44億円の計上(将来支払う税金が減る可能性がある場合、つまり税金が減るってことは資産価値があるよね、って形で計上するもの)

結果として営利は+17億円。経常利益−21億円。純利益118億円の黒字(YoY+355億円、計画対比+101億円)純利益の黒字化はFY2018以来の4年振り。

FY2023で気になるポイントは?【非正規雇用割合増加・・・】

投資始めたての方

来期の計画で気になるポイントはありますか?

やはり業務効率化によるコスト削減が気になります。
コスト削減で業績は良くなりそうですが、非正規雇用割合が増えるのは長期的に見ると色々考えさせられますね。

業務セントラル化

・全国各支店業務(契約事務)を埼玉・大阪の2拠点に集約予定
・非正規雇用割合を高め、人員配置と業務の効率化を図る
→集約後に業務削減時間12万時間/年見込み。

コールセンターの一部外注化

・24時間365日体制を維持(最少人数運営を志向)
・人数を絞って一部時間帯での外注化(応答率、品質を一定数保持)
→コスト削減は約1.2億円/年見込み。

引用元:レオパレス21 FY2022決算説明資料

施工不備対応はいつ終わる?【2024年末に明らかな不備の解消を目指す】

投資始めたての方

施工不備対応はいつ終わるのでしょうか?(あとすみません、そもそもの施工不備ってなんでしたっけ?)

2024年末に明らかな不備の解消を目指すと公表しているため、それ以降に延びることは考えにくいです。そうですね、2018年の話題なので当事者以外は記憶に残りにくいかもしれません。
折角なので施工不備の内容についても簡単に説明しますね。

投資始めたての方

お願いします!(聞いておいてよかったぁ…)

2018年4月に発覚したレオパレスの施工不良問題

施工不良問題はひとつだけでは無いのですが、ここでは分かりやいものを1つ紹介します。

アパートの小屋裏に延焼防止用(隣に火が移りにくくする)の界壁(いわゆる仕切り板)が施工されていなかったのです。

界壁は本来、建築基準法に定める防火、遮音の性能を満たすことは勿論。
小屋裏、天井裏まで達するように設ける必要があるものです。

検査も自社検査に留まっていて図面と現場との照合確認が不十分であったとの報告も。
社内検査体制が不十分だったと思われます。

投資始めたての方

そうだったんですね…。因みに改修状況はどうなんでしょうか?

改修が必要と判断されている約15万戸に対して2022年4月末時点で5万戸超の工事が完了しています。

引用元:レオパレス21 FY2022決算説明資料
投資始めたての方

残り10万戸ですか…結構ありますね。

実際は約3.8万戸の改修が必要な見込みです。内訳として、これまでの調査結果から確実に改修が必要と判断しているものが約2.3万戸。未調査住戸も不備率から鑑みると約1.5万戸出ると想定されています。先述の通り2024年末までの不備解消が達成されるか注目していきたいですね。

投資始めたての方

思ったより少ないですね。あと、決算後に株価はどう動いたのでしょうか?

株価は約100円程度上昇しております。理由は債務超過解消によって上場が維持されることが好感されたのだと考えます。
出来高は下がってきていて株価の推移も分かりませんが今後の動向にも注意していきたいと思います。

投資始めたての方

上昇したんですね。私たちもこれから動向気にして見ます。有難うございました。

はい、最後までお付き合いいただき有難うございました。

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