5/20にオプティムのFY2022決算が発表されたけど、
どんな内容だったんだろう?創業来22期連続で増収と成長している企業だと思うけどどんなビジネスを展開しているんだろう?
こんな疑問に答えます。
こんにちは、カツヤマ(@katsu8ma)です!オプティムのFY2022決算が5月20日に発表されました。決算説明資料や決算説明会動画を見たうえで気になったポイントについて纏めてみました。
3分程度で見れると思いますので宜しくお願いします。
この記事を読んで分かること
・そもそもオプティムってどんな会社?【菅谷社長は学生時代に孫さんのオファーを断った?】
・FY2022特記【22期連続で過去最高売上(83.1億円)を達成】
・成長期待や株主還元は?【将来への投資が続く】
そもそもオプティムってどんな会社?【菅谷社長は学生時代に孫さんのオファーを断った?】
そもそもオプティムってどんな会社なんでしょうか?
2000年創業、ICT向け佐賀県発の技術ベンチャー企業です。上場した現在も本店を佐賀県に置き、地元の教育現場や銀行等と協力して新サービスを開発しながら地域に根ざし地域と共に成長している姿が印象的です。どんな方が創業したのか分かると会社への興味も湧きやすくなるので早速みていきましょう。
はい!宜しくお願いします!
2000年6月:佐賀大学在学中にオプティムを創業、代表取締役に就任。
佐賀大学在学中にベンチャー支援事業発表大会(コナミの創業者、上月景正理事長が教育振興を目的として設立した財団がベンチャー起業家を育成しようとした取り組み)で優秀賞受賞。
今では当たり前ですが、Youtubeを見る際に流れるCMの数々。当時はインターネットも出始めでダウンロード時間が掛かりました。その待ち時間にCMを流す仕組みを作った菅谷社長。
その後、大前研一さんプロデュースのビジネスプランコンテスト「第一回ビジネスジャパンオープン」で特別賞を受賞します。その特別賞はあのソフトバンクの孫正義さんが選んだもの。
これをキッカケに菅谷社長のアイデアをソフトバンクへ売却若しくはソフトバンクへ入社しストックオプションを貰って入社するオファーが孫さんから舞い込みます(Yahooで活用出来る)。
菅谷社長はこのオファーを断り、自らオプティムを創業する道を選びます。
研究開発にも積極的で1993年~2015年の情報通信分野における日本人特許資産規模ランキング1位。
因みにオプティムの由来は「オプティミズム(楽観主義)」と「オプティマイゼーション(最適化)」という言葉を組み合わせた造語になります。
なんか凄い方ですね…。世界が違う感じ。
自分も最初そう思いましたが菅谷社長が出している本を通じて考え方を知ると共感出来る部分やパーソナル的な部分が知れました。投資する上で企業が持つ商品も大事ですが、どんな人が経営しているのかはもっと重要だと思います。
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分かりました!(それにしても凄いな…)
また、創業5年目の2005年にはNTT東日本、西日本がインターネット回線サービス「フレッツ」が凄い勢いで利用者を拡大していました。インターネットを使う際にパソコンとルーターを設定するのを自動で行うサービス「フレッツかんたんセットアップツール」、「診断復旧ツール」としてCD-ROMで配布。見た事ある方も多いのではないでしょうか?
あっ使ったことあります!
やはりそうですよね。こうやって知らないうちに生活の何処かで使っているケースもあります。菅谷社長のことも少し知れたところで決算内容について見て行きましょう。
FY2022特記【22期連続で過去最高売上(83.1億円)を達成】
成長を続けているんですね。ストック型とかフロー型の売上ってどのような物なのでしょうか?
気になりますよね、簡単に説明すると…
あの…展開しているサービス内容も聞いていいですか?
勿論大丈夫ですよ。早速見て行きましょう。
オプティムの代表的なIoTプラットフォームサービス「Opimal Biz」
国内のMDM(モバイルデバイス管理)市場で11年連続No.1獲得中。
顧客対象は主に中堅中小企業のIT専門家がいない企業でも手軽かつ安全にIT機器の設定、管理が出来るように設計されている。今では18万社以上の導入実績を持ち、平均解約率も0.5%と低水準。
サービス展開当時は中堅中小企業への営業に強いプリンタメーカー(富士ゼロックス、リコー、キャノンマーケティングジャパン等)が採用してくれて支援してくれたようです。
最初に大きなリスクを取って挑戦してくれる企業があるのは素晴らしいことですね。
Optimal Bizを拡張しAI・IoTのSaaSサービスを提供する「OPTiM Cloud IoT OS」
主な分野は以下の3つ。
①農業分野
米の栽培から加工、販売まで一気通貫で提供するビジネスモデルを確立。
→ピンポイント農薬散布やピンポイント施肥、ピンポイントタイム散布サービス等も展開。
②医療分野
手術支援ロボットシステム「hinotori™」は医師のサポートとして期待。
オンライン診療プラットフォームも国内へ初提供。
③建物、土木分野
・コマツが主導するLANDLOGを通じて「OPTiMCloud IoT OS」を提供
• iPhoneを使った3D測量サービス“OPTiM GeoScan”を提供
思ってたよりも様々な業種と取り組んでいるんだなぁ・・・。
成長期待や株主還元は?【将来への投資が続く】
個人的な興味は米産業全体のDX化や農業DXサービスの販売拡大。
TAM(製品やサービスが獲得可能な最大の市場規模)は両方あわせて約3,890億円と巨大。
配当金とかはないんでしょうか?
配当金はありません。将来への投資として研究開発費や人件費を増やしています。売上の伸びに対して営業利益がいまいちなのは投資影響もあります。企業の成長を見届けたい、という方に応援して貰う企業でしょうか。
分かりました、今日はフレッツ光の話が印象的でした。
そこですか?でもひとつでも興味が湧いてくれたなら嬉しいです。
また次回違う企業を見て行きましょう。
はい、また宜しくお願いします!