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さわかみファンド1月月次レポート【買い増し出来る準備の大切さ】

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投資始めたての方

さわかみファンドって長期投資で良く耳にするけど実際どんな運用しているんだろう?実際にさわかみファンドで積み立てしている人の運用状況が知りたいな。

こんな疑問に答えます。

この記事で分かること

1月の月次レポートから分かること【買い増し出来る準備の大切さ】

買い増し、売りを行った企業【買い4社、売り4社】

さわかみファンドの運用状況【3年4ヶ月目:運用益+15.9%】

こんにちは、カツヤマ(@katsu8ma)です!さわかみファンドより2022年1月分の月次レポートが届きましたので買った銘柄、売った銘柄など分かりやすく説明していきたいと思います。

目次

1月の月次レポートから分かること【買い増し出来る準備の大切さ】

筆者は基準価格の推移とかについてはあまり言及しません。
この記事を見てくれている方はさわかみファンドがどんなファンドかが知りたいと思うのでポートフォリオがどう変わってきているのかを説明していきたいと思います。ポートフォリオとは現金、預金、株式、債券、不動産など、保有している金融商品の一覧や、その組み合わせの内容のことです。

まず筆者が購入し始めた頃は「バリュー株」がポートフォリオ全体の35%を占めていました。
※バリュー株というのは、現時点の株価が本来的な企業価値を考慮した水準に比べて安いと考えられる株式のことで、「割安株」とも言われます。景気敏感型の銘柄が多く、電気機器、機械、鉄鋼、化学、商社などが該当します。

1月の月次レポートを見る限り、12月の月次レポートに引き続いて売り切り企業は無しでした。

基準価格も3万円超えで年越しと1998年頃に1万円だったことを考えると3倍に成長。

長期で見れば右肩上がりですがリーマンショック等も含めて下がる場面も。

いかに相場に振り回されずに資産形成を続けていく大事さが伝わりますね。

運用面ではweightの高い企業や資源価格急騰による株価上昇下で現金化する目的で売りが4社となっています。

それでは詳細を見て行きましょう。

買い増し、売りを行った企業
【買い4社、売り4社、 】

月次レポートより買い増した会社と売りを行った会社について紹介したいと思います(月次時点での変化を記載したものです)。最近の流れを引き継ぎ、景気敏感株を利確しながら成長期待の高いグロース株への買増していることが分かります。

買い増し
①3694 オプティム +28,000株

先月号にも記載しているが再掲。そして最近の動きを追記。

2000年創業、ICT向け佐賀県発の技術ベンチャー企業。上場した現在も本店を佐賀県に置き、地元の教育現場や銀行等と協力して新サービスを開発しながら地域に根ざし地域と共に成長。

先月に引き続き買い増しの動きで2か月合計で50,000株を買い増し。

引用元:オプティムHP

製品開発のコンセプトは「ネットを空気に変える」。

インターネットから得られる創造性・便利さをすべての⼈々がITリテラシーに制限されず享受できるようにするというポリシーで事業展開しています。

確かに今の世の中は何処かしらでインターネットと繋がっていて空気の様な感覚ですよね。

引用元:オプティムHP トップメッセージ
引用元;オプティムHP

メインサービスはOptimal Biz

会社や学校から支給されるスマホやiPadといった情報デバイスを安全な環境で効率的に管理運用できるMDM(Mobile Device Management)ソフトとして日本で最も使われているサービス。

・WindowsやAndroidといったOSや通信キャリアの縛りがなく使える。

・デバイスを紛失した場合でも、リモートでロックやデータ消去、端末状態の確認可能。

・各種アプリ制限やWebフィルタリング機能もあり、ビジネスだけでなく教育現場で必要となる機能も搭載

引用元:オプティム プレスリリース

AI・IoT・Robotics分野に積極的な投資を展開し、○○×ITという枠組みで様々な業界の先進的な企業と研究開発を進めており直近ではNTT東日本、WorldLink&Companyと持続可能な社会の実現に向けドローンの社会実装を推進中。

少子高齢化によって労働力人口が減少していく日本において、AI、IoTの技術力により現場の生産性が向上させていくことが未来に繋がるはず。農業をやる若い人も増えていると聞きますが技術を上手く活用しながら成長を見守りたい。

引用元:オプティム 2022年3月期第2四半期決算説明会資料

最近のIRニュース

簡単・高セキュアな遠隔操作サービス「Optimal Remote IoT」
6 ヶ月間無償トライアルキャンペーン開始(2022/1/26~3/31迄)。

「Optimal Remote IoT」とは?

手元のデバイスの Web ブラウザから、準備したデバイスに対して遠隔操作を行えるサービス。
社外から社内 PC への遠隔操作が可能となるため、テレワークやモバイルワークを支援可能。

拡張性としては、小売業で利用されているサイネージや監視カメラ、製造業で利用される産業用ロボットやセンサーなど、多様な業界のデバイスに対して遠隔操作が可能となり、効率的なデバイスの運用・保守を実現出来る。

遠隔操作先に作業員が不在でも遠隔操作が可能。
→キオスク端末や POS 機器などの据え置き端末に対しても利用可能。

引用元:簡単・高セキュアな遠隔操作サービス「Optimal Remote IoT」、
6 ヶ月間無償トライアルキャンペーンを実施

②ORSTED A/S(デンマーク) +5,000株

⇒以前の記事でも紹介していますが、再掲。
先月に引き続きこちらも買い増しが進んでいます。

デンマークの電力会社。デンマーク政府が株式50.1%を保有しており風力発電を中心に世界10カ国以上で事業を展開している、創業は2006年と比較的新しい。
グリーン・エネルギーだけで稼動する世界を創りあげることを目標にしており、2023年に石炭事業と決別宣言をしています。
再生可能エネルギー拡大に向けて洋上風力発電の世界シェア25%を誇っています。
世の中に必要とされる会社、という意味でもさわかみファンドらしい投資先だと思います。

さわかみ投信のYoutubeチャンネルで草刈さんが話されていた情報として、

☑2016年に上場している。
☑元々は石油等の化石燃料を国として供給する会社、北欧という環境意識が高い地域において再生可能エネルギーを扱う会社に変わった。

日本のIRニュースを見ていても洋上風力発電事業関連が増えてきた印象です。

2021年12月には秋田・千葉3海域の洋上風力事業者公募でOrstedは三菱商事などに負けてしまいました(売電価格は1キロワット時あたり11.99~16.49円と従来の32円程度から大幅に安い価格・・・)

三菱商事もさわかみファンドの投資先であるため、今後の展開にも注目していきたい。

1月のニュースでは世界で最も影響力のあるサステナビリティ指標の一つ

コーポレート・ナイツ社のグローバル100インデックス(2022年度)
オーステッドが「世界で最も持続可能なエネルギー企業」に4年連続で選出!

気候変動対策の最前線で活動するグローバル・リーダーとして紹介されています。

世界のほかのどのエネルギー企業よりも早く化石燃料から再生可能エネルギーへと事業を転換したことが評価されていると思いますが今後の動向にも注目したい。

③PAYPAL +11,500株

以前にも掲載していますが、再掲。

米国を中心に世界中で普及している決済サービス会社。

パランティアの会長を務めるピーター・ティールとテスラでお馴染みイーロン・マスクが1998年に創業。

金銭の授受をPAYPALが行うため、取引先にクレジットカード番号や口座番号を知らせる必要がない。

ECで買い物したいけど、クレジットカード情報が心配。こんなニーズに答えてくれるサービスですね。

引用元:PAYPAL HP

④SAFARICOM(ケニア) +4,000,000株

以前にも掲載していますが再掲。
2008年の上場から上昇下降を繰り返しながら株価が右肩上がりなのが分かります。

遂に…来ました。アフリカのケニア企業。PAYPALもそうですが通信インフラ系の企業が多いですね。

アフリカは立地上、ATMが置けない(ATMごと盗まれるリスクが高い)。そもそも現金への信頼が低い。

そんなアフリカでは電子決済サービスが進んでいくと見込んでの投資。

実際に4000万人が使うアフリカの電子決済「M-Pesa」を展開しています。

これからどんな展開になっていくのか注目したい。

引用元:ForbesJAPAN 
引用元:サファリコム株価推移

売り

さわかみファンドの 保有株数が多い銘柄を中心に売りが入りました。
月次レポートを見る限り、昨年末の株価上昇での利益確定で96億円の現金を確保。

Dip your toes(試しにちょっと買ってみる)で追加投資が進んでいる印象。

直近1か月の顧客数推移は+60名増加でした。

株を買うのは誰でもできますが株価が上昇してきて、皆が欲しくなるタイミングで売っていくには経験が何より大事だと思います。今後もどの様な売買をしていくのかにも注目したい。

①4005 住友化学
②3402 東レ
③9104 商船三井
④1605 INPEX

さわかみファンドの運用状況
【3年4ヶ月目:運用益+15.9%】

結論からいうと筆者の場合は毎月15,000円の積立を継続していますが、+92,957円の運用益で投資額からは+15.9%(2/4時点評価)。先月の+145,053円から下落する形に。

米国の金融政策引き締められる方向で実質金利が上昇、株価の押し下げ。特にグロース企業ほど影響は顕著。

オミクロン拡大も想定以上に早いので半導体納期遅れは顕在化していますが、その他でも物流への足枷が増えないことを祈ります。

最後まで読んでいただき有難うございました。

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