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さわかみファンド10月の月次レポート所感【ダノンも新規組入れ】

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こんにちは、カツヤマ(@katsu8ma)です。さわかみファンドの10月の月次レポートを見ました。先日の運用報告会にもあったように成長期待の高いグロース株への投資を積極的に進めているみたいだけど新しい投資先ってどんな会社なのかな?あとは実際に運用している人の状況も知りたいな。こういった疑問に答えます。

この記事を読んで分かること

・さわかみファンド10月の月次レポートから分かること【グロース株を新規組入れ】

・さわかみファンドが新規組入れした海外企業ってどんな会社?【ダノンも新規組入れ】

・さわかみファンドの運用状況【2年1ヶ月目:運用益+6.3%】

この記事を書いている筆者は30代ですが「さわかみファンド」を毎月積立しています。さわかみファンドより2020年10月分の月次レポートが届きましたので買った銘柄、売った銘柄など分かりやすく説明していきたいと思います。

目次

さわかみファンド10月の月次レポートから分かること【グロース株を新規組入れ】

筆者は基準価格の推移とかについてはあまり言及しません。
この記事を見てくれている方はさわかみファンドがどんなファンドかが知りたいと思うのでポートフォリオがどう変わってきているのかを
説明していきたいと思います。
※ポートフォリオとは現金、預金、株式、債券、不動産など、保有している金融商品の一覧や、その組み合わせの内容のことです。

まず筆者が購入し始めた頃は「バリュー株」がポートフォリオ全体の35%を占めていました。
※バリュー株というのは、現時点の株価が本来的な企業価値を考慮した水準に比べて安いと考えられる株式のことで、「割安株」とも言われます。
景気敏感型の銘柄が多く、電気機器、機械、鉄鋼、化学、商社などが該当します。

さわかみファンドで代表的なバリュー株は「日本製鉄」だと思いますが第21期で売り切りの措置が取られていました。
10月の月次レポートを見ると「日本硝子」が売り切りとなっていることが分かります。
過去からも保有株数を減らしていたのでどこかで売り切りを考えていたものだと考えられます。
取得単価が1,423円だったことも考えるとどこのタイミングで売ったかは分かりませんが恐らく
経産省が再生可能エネルギーの拡大を10月中旬に発表したのを受けてメガワット級の電力貯蔵が出来る「NAS電池」を展開する
日本硝子にも買いが入り利益が出るタイミングで売却したのではないでしょうか(そう思いたい気持ちがあります)。


出典:日本ガイシ

先日の運用報告会でもあったように成長期待の高いグロース株への投資が増えていることが分かります。

月次レポートより日本の新規組入れ2社について筆者目線で紹介したいと思います。

4488 AI inside(日本)

⇒会社名の通りAI認識技術を活用したクラウド型OCRサービスを柱にしている会社であり、
手書き文字のデジタル文字変換に強みを持っています。
※OCRとはOptical Character Readerの略で、画像データのテキスト部分を認識し、
文字データに変換する光学文字認識機能のことです。


出典:AI inside 2021年3⽉期
第1四半期 決算説明資料

withコロナ時代もそうですが、日本の少子高齢化は進みますが会社の経営は大半が厳しく
社員の人件費という固定費は極力減らしたい流れは続き、働き方改革を受けてデータ入力のデジタル化が進むと考えられます。
既に株価は高騰していますがグロース株であるため今後の成長を考えると高すぎるものではなく、実績とともに一般的な認知度も高まると思います。

AIは現時点では大半の人がなんとなく認知している段階だと思いますので会社生活へ日常的に組み込まれたら
時間外労働や過労死などを防止する意味でも推進していって欲しいです。
それには使うユーザー側の知識も必要になるので会社はそこらへんの人材育成に費用をどんどん充てていって欲しいですね。


出典:AI inside 2021年3⽉期
第1四半期 決算説明資料

3697 SHIFT(日本)

⇒テレワークを追い風に成長している金融向けのソフトウェアテスト事業が主力。
5Gなど通信業界、Web関連の新規顧客も増えているとのこと。
※ソフトウェアテストとはソフトウェアの不具合を検査することで、
SHIFTは検査用ソフトウェア及びソフトウェア品質保証サービスのリーディングカンパニー。
「無駄をなくしたスマートな社会の実現」を目指しており、市場規模も5兆円ありブルーオーシャンな状況で独り勝ちが期待できる。


出典:SHIFT SHIFT1000の成長戦略と
FY2021のアクション計画

さわかみファンドが新規組入れした海外企業ってどんな会社?【ダノンも新規組入れ】

今まで積極的に組入れされてこなかった海外企業も今月は更に4社増えています。

COSTCO WHOLESALE CORP(アメリカ)

⇒もはや日本では知らない人がいないと思われるコストコ、創業は1983年。
大人数のパーティーや家族が多い方はお世話になる回数が多いのではないだろうか?
会社名にもある「ホールセール」とは会員制倉庫型卸売のことである。
2020年7月30日現在、世界で789の倉庫店を展開しており世の中に必要な会社、という意味でもさわかみファンドらしい投資先だと思います。


出典:Wikipedia

Orsted A/S(デンマーク)

⇒デンマークの電力会社。デンマーク政府が株式50.1%を保有しており風力発電を中心に世界10カ国以上で事業を展開している、創業は2006年と比較的新しい。
グリーン・エネルギーだけで稼動する世界を創りあげることを目標にしており、2023年に石炭事業と決別宣言をしています。
再生可能エネルギー拡大に向けて洋上風力発電の世界シェア25%を誇っています。
世の中に必要とされる会社、という意味でもさわかみファンドらしい投資先だと思います。

(2020/11/29追記)
さわかみ投信のYoutubeチャンネルで草刈さんが話されていました情報も追記しておきます。

☑2016年に上場している。
☑元々は石油等の化石燃料を国として供給する会社だったが北欧という環境意識が高い地域において
再生可能エネルギーを扱う会社に変わった。


出典:オーステッド

Danone(フランス)

⇒ヨーグルトのダノンといえば誰でも知っているのではないだろうか?
ヨーグルトやミネラルウォーター、シリアル食品やビスケットなどの製品を世界的に製造・販売しているフランスの会社、創業は1919年と約100年の歴史を持つ。
「世界中のより多くの人々に、食を通じて健康をお届けする」 というダノンの理念通り健康志向が高まるなかで世の中から必要とされ、
グローバルな安定的な企業という意味でも投資先としては納得である。
ちなみに子どもがよく食べるプチダノンは1982年より日本で販売が開始されており、すべての製品において、着色料、人工甘味料、人工香料を使わないなど拘りが見える。


出典:ダノンHP

TAIWAN SEMICONDUCTOR-SP ADR(アメリカ)

⇒1987年創業の半導体企業である台湾セミコンダクター。
製品の製造を受託する、専業ファウンドリービジネスモデルの先駆者。
※専業ファウンドリーとは半導体チップを生産する工場のことで
自社ブランドでの設計、製造、販売を一切しないことで、顧客との競争を排除しているとHPに記載があります。
これでいくと一般市民にはあまり知られない会社ということになりますね。
知っている人は知っている、でも半導体会社からは必要とされている会社という事でしょうか。


出典:台湾セミコンダクターHP

さわかみファンドの運用状況【2年1ヶ月目:運用益+6.3%】

結論からいうと筆者の場合は毎月15,000円の積立を継続していますが、現時点では+22,000円の運用益のため投資額からは+6.3%です。
先月は別記事にも記載していますが、+20,000円程度の運用益だったので+2,000円といった所です。
グロース株による成長を享受出来るのか、はたまたアメリカの大統領選挙影響を受けて市場全体の株価低迷を受けるのか。
どちらにせよ長期目線でいけば買い増しの機会が来るだけなので、もしそうなったら買い向かっていきましょう。

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