さわかみファンドって長期投資で良く耳にするけど実際どんな運用しているんだろう?実際にさわかみファンドで積み立てしている人の運用状況が知りたいな。
こんな疑問に答えます。
この記事で分かること
・2月の月次レポートから分かること【DOWAホールディングス株を一部売却】
・買い増し、売りを行った企業【買い3社、売り2社】
・さわかみファンドの運用状況【3年5ヶ月目:運用益+5.9%】
こんにちは、カツヤマ(@katsu8ma)です!さわかみファンドより2022年2月分の月次レポートが届きましたので買った銘柄、売った銘柄など分かりやすく説明していきたいと思います。
2月の月次レポートから分かること【DOWAホールディングス株を一部売却】
まず筆者が購入し始めた頃は「バリュー株」がポートフォリオ全体の35%を占めていました。
※バリュー株というのは、現時点の株価が本来的な企業価値を考慮した水準に比べて安いと考えられる株式のことで、「割安株」とも言われます。景気敏感型の銘柄が多く、電気機器、機械、鉄鋼、化学、商社などが該当します。
2月の月次レポートを見る限り、1月の月次レポートに引き続いて売り切り企業は無しでした。
基準価格も3万円超えで年越しと1998年頃に1万円だったことを考えると3倍に成長。
長期で見れば右肩上がりですがリーマンショック等も含めて下がる場面も。
いかに相場に振り回されずに資産形成を続けていく大事さが伝わりますね。
運用面ではweightの高い企業や資源価格急騰による株価上昇下で現金化する目的で売りが2社となっています。
売りで珍しいと感じたのは「本業とする資源循環と優れた素材・技術の提供を進化させ、安心な未来づくりに貢献し続ける」ことを目指す5714 DOWAホールディングス株の一部売却。
資源価格高騰に伴うリバランスかと思われますが折角の機会なので取り上げていきたいと思います。
それでは詳細を見て行きましょう。
買い増し、売りを行った企業【買い3社、売り2社 】
月次レポートより買い増した会社と売りを行った会社について紹介したいと思います(月次時点での変化を記載したものです)。最近の流れを引き継ぎ、景気敏感株を利確しながら成長期待の高いグロース株への買増していることが分かります。
買い増し
①3M(アメリカ) +400株
3Mの経営手法「15パーセントカルチャー」
従業員が勤務時間の15%を日々の仕事にとらわれない活動にあてることを許す、というもの。
日々の仕事に追われると余裕も無くなるので視野を広げるためにも良い経営手法ですね。
②ORSTED A/S(デンマーク) +5,000株
⇒以前の記事でも紹介していますが、再掲。
先月に引き続きこちらも買い増しが進んでいます。
さわかみ投信のYoutubeチャンネルで草刈さんが話されていた情報として、
☑2016年に上場している。
☑元々は石油等の化石燃料を国として供給する会社、北欧という環境意識が高い地域において再生可能エネルギーを扱う会社に変わった。
日本のIRニュースを見ていても洋上風力発電事業関連が増えてきた印象です。
2021年12月には秋田・千葉3海域の洋上風力事業者公募でOrstedは三菱商事などに負けてしまいました(売電価格は1キロワット時あたり11.99~16.49円と従来の32円程度から大幅に安い価格・・・)
三菱商事もさわかみファンドの投資先であるため、今後の展開にも注目していきたい。
③PAYPAL +22,626株
以前にも掲載していますが、再掲。
売り
5714 DOWAホールディングス
「本業とする資源循環と優れた素材・技術の提供を進化させ、安心な未来づくりに貢献し続ける」ことを目指し、金属の生産から高付加価値製品の製造、廃棄物処理・リサイクルに至る、独自の循環型事業を展開する。
決算説明資料を見ると新エネルギー分野への展開も積極的な印象。
燃料電池材料では発電効率が高い固体酸化物形燃料電池を2022年度以降に拡大見込み。
家庭向けだけでなく、業務・産業用でも燃料電池市場規模が大きいことが分かりますね。
さわかみファンドの運用状況
【3年5ヶ月目:運用益+5.9%】
結論からいうと筆者の場合は毎月15,000円の積立を継続していますが、+35,768円の運用益で投資額からは+5.9%(3/7時点評価)。先月の+92,957円から見ると約10%下落する形に。
オミクロンが落ち着いてきたかと思った矢先にロシアがウクライナへ侵攻。
株価も大きく下げましたが、足元は少し回復傾向(円安もありますが)。
今後の展開にも注目していきたいです。
最後まで読んでいただき有難うございました。