リックソフトが7月15日に1Q決算を発表して業績好調だったみたいだけどどんな内容だったのだろう?
こんな疑問に答えます。
こんにちは、カツヤマ( @katsu8ma )です。4429 リックソフトの2023年2月期1Q決算説明資料に基づいて特記事項を見て行きましょう。3分程度で見れると思います。
2022年2月期通期決算について纏めた記事はこちら↓
この記事を読んで分かること
① 2023年2月期1Q決算内容【過去最高水準の成長!】
② 事業トピックス【マネジメントソリューションズ(7033)との協業開始】
③ 財政面について【十分な手元資金確保】
1. 2023年2月期1Q決算内容【過去最高水準の成長!】
各指標の着地状況
リックソフト単体では売上15.18億円(YoY+75.9%)、米国子会社は1.04億円(YoY+62.5%)と規模はまだ小さいながらも高成長を持続。
営業利益は販促費抑制(売上上がってますが)効果もあり、1.33億円プラスで着地。
通期会社予想に対しても1Qでの進捗率が43.2%。四半期毎に凸凹するのがリックソフトの特徴でもありますが、コンサバに考えられている通期会社予想値は超えてくるのか2Qにも期待したいところ。
業務別売上高
・ライセンス売上 ⇒ 12.19億円で対前年比+91.7%の成長
・SI、有償研修等 ⇒ 1.58億円で対前年比+25.4%
大型案件のアップグレードや新規案件増加により高成長。
・クラウドサービス ⇒ 0.74億円で対前年比−3.9%と以前の様な急激な伸びは無い。
2020年2月期の成長率が42.8%だったのを考えると物足りない印象を受ける。
・自社ソフト開発 ⇒ 1.11億円で対前年比+63.2%と高成長率継続
2020年2月期の成長率が25.3%、2021年2月期が44.8%、2022年2月期が18.6%だったことを考えると、以前の決算説明で大貫社長が話していた意識して自社ソフト開発を伸ばしたいと言っていた事が狙い通り進められている印象。毎年10%以上の成長率は確保して欲しい。
Cloud製品に付加価値をつけて販売していくスタイルは顧客からのニーズも非常に高いと大貫社長も前回の決算説明会で話されていたので今後の展開にも注目していきたい。
2021年2月期4Qの売上高は凄いですが、今回の1Qも2位の売上高となり、Atlassianライセンスに加え、それ以外のライセンス売上も着実に増加傾向(自社ソフトも確実に増加)。
2. 事業トピックス【マネジメントソリューションズ(7033)との協業開始】
マネジメントソリューションズとは?
アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)出身の高橋信也社長が2005年に設立したプロジェクトマネジメント実行支援が主力のコンサルティング会社。顧客企業が新たなシステムを導入する際に業務委託契約や人材派遣契約を結びプロジェクト管理を実施。マネジメントコンサルティングやプロジェクトマネジメントに関する研修プログラムも提供。2011年にはインテリジェンス(現パーソルキャリア)と資本提携。台湾と中国に子会社展開し、現地日系企業を支援している。
今回協業に生かすのは同社のPROEVER(プロジェクトの成功率予測、リスク分析、スキル診断)等、プロジェクトを成功に導くソフトウェアとなっていますね。
DAIGOさんの決めポーズがお馴染みのウィッシュポーズに一瞬見えてしまいました・・・。
3. 財政面について【十分な手元資金確保】
株価は前回の本決算後に最後1600円台で推移して時価総額としても100億円以下まで長期間売り込まれていましたが1Q決算を受けて買いが優勢となっています。2100円前後で時価総額は約90億円弱。
引き続き本格的な業績はD-Accelで成果が出て来るかがポイントだと思うので引き続き注視していきたいです。