カツヤマ(@katsuma)です。3550 スタジオアタオ が10月13日の大引け後の16時に2022年2月期の2Q決算を発表しました。
売上高の下方修正がありますが、成長可能性も踏まえて早速内容について見て行きましょう。
2022年2月期2Q決算内容
各指標の着地状況は、下表の通り。
緊急事態宣言での店舗休業(4月~5月)を受け、通期売上高予想は▲10億円の35億円に下方修正。
今期はイルメールへの投資で営業/経常利益は0億円予想です。しかし、オリンピック開催影響で広告単価上昇した、と決算短信へ記載があることから、広告単価見合いで3Qの年末商戦から販促費を増やすかもしれないですね。
前回の1Q決算時に纏めた記事はこちら👇
筆者の友人も我が家にあるハッピードールを見て反応する等、まだまだテレビのプロモーション効果を感じた事例でした。その後はYoutubeにて再生回数が492万回数(※)まで伸びています。
※2021年2月19日時点では180万回数再生。1Q決算後は490万回数再生なので足元では動画再生回数頭打ちでしょうか。
売上加速にはイルメールがどこまで伸びていくかにも注目していきたい。
また、新ブランドの「ストロベリーミー」や「イルメールストリート」が売上押し上げに寄与するのかにも注目したい。
新ブランド Strawberry Me 販売開始
ILEMERとも親和性を持たせると説明が記載有り、アニメーションの2話でStrawberryMeの商品が登場していました。
ホームタウンを京都にしているのでインバウンド需要が蒸発しているのは痛手です。
これから人の行き来が復活してくるタイミングまでは我慢の時期ですね。
新ブランドではアパレル展開もしているので妻のパーカが古くなってきたこともありプレゼント用に購入。
厚みとハリ感があるダンボール素材でシワになりにくく、色んなコーディネートにも合います。
ファスナーはゴールドのダブルジッパー仕様でブランドロゴもプリントされたリボン付き。
ちょっとしたアクセントでブランドコンセプトの「ファッションにエンタテイメントを」に沿った作り。
ブランドコンセプトを大事にして少しづつ成長させていって欲しい。
ハッピードール同様に生産量を限定しているせいか完売している商品もあるので街中ではあまり被らないと思います。
実際HPを覗きにいくとアクセサリーのイヤリングとかは需要高いのではないかな、と思ったりしました。
まずはブランドを好きになってもらう、そこから好きなブランドの商品を身に着けて貰えたら嬉しいですね。
ILEMER 新ライン「ILEMER STREET」リリース開始
これまでイルメールターゲットは、主に子供や女性。
今回のイルメールストリートはよりカジュアルでメンズライクなアイテムが多いため、
男性にも取り入れやすいデザインで、より老若男女にファン層を拡大することが狙いのようです。
6月から発売を開始しているため2Q決算でどんな影響が出てくるのかにも注目していましたがブランド別の売上は発表されていません。引き続き3Q決算での動向を見守りたい(実際、個人的にはイルメールが最初に出てきた時と同じくらい違和感ありです)。
アニメーション作品も直近でyoutubeに公開されたイルメール物語1話も公開1か月で36万回再生、11/16時点で66万回再生となっており、新たなファンを増やしていけるのかにも注目していきたい。
クラウドファンディングを通じて「イルメールのアニメ化プロジェクト」もマクアケを利用して実施。
結果として600万円を集め、第4話製作まで決定、現在は2話までYoutubeで見ることが可能です(こちらも33万回再生)。
イルメールのお姉ちゃん「イアンヌ」、姉妹ブランドになっていますが、ドールも9月から発売開始。
相変わらず少量販売スタイルです。登場人物的にはそこまで多くないので今後どのように展開していくのかにも注目したい。
ILEMERライセンス事業の展開
東京にて期間限定ですがイルカフェがオープンしています。
Twitterで検索してみると巨大なハッピードールがお出迎えしてくれるようです。
子どもも行ったら喜びそうですが汚してしまいそうで怖い・・・。
折角なので赤井さんとaddieさんのツイート画像でお楽しみください。
今後の株価推移は?
改めて今期の通期営業利益等の予想は「0」。そして通期売上高も▲10億円下方修正。
スタジオアタオを長期保有している方は分かると思いますが、業績予想はかなり保守的です。
財務面はあまり記載しませんが長期借入金等で現金が多いのも、その保守的な面からだと考えます。
筆者的には業績予想と実際の決算結果はお互いの約束みたいな印象なので保守的な予想は好きです。
前回、45億円の売上高予想を最低ラインと予想しましたが、緊急事態宣言での店舗臨時休業影響を加味して35億円に修正。
再度この数字を最低ラインと考えていきたい。
そして売上高は「イルメールストリート」が2Q以降(今回は数字上影響分からず)、「ストロベリミー」が3Q以降に反映されて予想を超えていく事が期待出来る一方で前期同様に追加で販売促進費を増やすことで営業利益は結果「0」という流れも予想されます。
成長企業にとって売上が一番大事な部分だと思うので短期勢を中心に売り、長期的にも疑心暗鬼になった方々から売られる方向に向かっています。
実際に1Q決算後に450円付近だった株価が350円前後でふらふらする展開に。
また、株主還元の配当金も1株あたり5円が継続される予想となっています。
長く持てる方は数年単位で掛かるかもしれませんが、応援していきたいと思います。
筆者は投資戦略が崩れない限りはそのまま応援継続です(主にはILEMERへの投資継続)。
貸株収入と配当金をいただきながら動向を見守っていきます。
短期やスイングトレードでの売買も可能ですが、極力目的の所までは一緒にたどり着きたい。
その間、機会損失はするかもしれませんが、市場に居座り経験を積む事を重視して取り組みます。
長期的な目線の下値はコロナ禍で下落した260円台と想定、但しこの状況まで保有していてどこまで売りが出るのか疑問。
下に向かうとどこまで下がるか分からないが、3Q以降の売上増加期待が持てる中でどこまで売られるか注目したい。
投資戦略としてはILEMERへの投資を継続している限りは売らない方針なので経過を引き続き見守りたいと思う。
ILEMERの潜在能力を示してマーケットを動かすため、会社には是非とも着実な業績アップと朗報を期待して待ちたい。
ILEMERへの投資が続く限り応援しつつ、これからも長期的な成長を願いながら、株主として見守り続けて行きたい。
~学び続ける人の人生は、常に前向き~