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6613 QDレーザ2022年3月期1Q決算オンライン説明会【強みを探る】

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投資初心者

QDレーザの2022年3月期1Q決算のオンライン説明会がHPにアップされたけど、少し内容が難しいな…所々分からない言葉もあるし。

こんな疑問を解決します。

この記事を読んで分かること

・QDレーザが持つ競合との優位性は?【世界唯一の量子ドット量産技術 】

・半導体デバイス事業の強み 【シリコンフォトニクスの顕在化】

・レーザーアイウェア事業【Zoff、参天製薬等の各領域主要プレイヤーと連携強化】

こんにちは、カツヤマ(@katsu8ma)です!QDレーザのオンライン説明会を私も聴きました。印象的だった部分を補足しながら解説していきたいと思います、宜しくお願いします。

QDレーザがどんな会社なんだろう?事業内容が知りたい方はこちらを最初にご覧ください👇

目次

QDレーザが持つ競合との優位性は?【世界唯一の量子ドット量産技術 】

世界唯一の量子ドット量産技術

材料、設計、制御に渡って様々なコアテクノロジーを自前で保有し、象徴的なのは社名の由来でもある量子ドット技術。

非常に小さな玉でコロナウイルスの1/10程度のサイズとのこと。

それをレーザーにするとシリコンの上に載せて100℃以上の温度でもストレスなく動かすことが可能。

投資初心者

コロナウイルスの1/10サイズって凄い小さいんだね。でもどうやって量子ドットを量産出来るんだろう?

宇宙空間並みの高真空である成長炉で作ります。
具体的に説明していきますね。

引用元:QDレーザ 2022年3月期1Q決算オンライン説明会資料

世界唯一の量子ドット量産技術

・量産型MBE(分子ビームエピキタシー)装置の導入
→MBEは Molecular Beam Epitaxyの頭文字から取られていますね。

・温度、In(インジウム)供給量、As(ヒ素)圧力を1秒単位の4次元連続制御
① GaAs(ガリウムひ素)という半導体の基板を置く
② In(インジウム)とAs(ひ素)の材料をGaAs(ガリウムひ素)のセル(金属が入っている)に飛ばす
③  GaAs(ガリウムひ素) 基板の上に最初は平面の膜が出来る

ここで例え話👇

ワックスを塗った車のボディの上に水を撒くとどうなるか?

玉になります。そしてこれと同じように放っておくと玉が出来る仕組みです。

精密に制御して数百万個作ってレーザに閉じ込める技術。

これが「量子ドット技術」になります。

水平分業によるレーザ量産体制

引用元:QDレーザ 2022年3月期1Q決算オンライン説明会資料

QDレーザはコア技術である「結晶技術」、「設計技術」を自社でまかなっている。

そしてこの技術は門外不出で知財でも守られている部分。

この先の後工程は他のレーザメーカーの製造ラインで実施している。

これにより業界で唯一の水平分業型の半導体レーザに特化したメーカーとなっている。

最後に出来た製品を検査して顧客に出荷していくビジネスモデル。

半導体デバイス事業の強み 【シリコンフォトニクスの顕在化】

世界的にレーザ市場が拡大傾向で底堅い収益基盤と高い成長ポテンシャルを持っている。

・シリコン回路の進化(5G等の最新機器へ使われ累計販売台数は約1.5万個)
・センシングの進化(フローサイトメーター市場の約8割を占める2社へ供給)
・レーザ加工の進化(次世代スマホ電子回路基板加工用に採用、世界市場の約2割を占めるレーザメーカへ供給)

売上高も今年度で10億円を超すところまできている。

シリコンフォトニクス(コンピュータチップの光通信)

引用元:QDレーザ 2022年3月期1Q決算オンライン説明会資料

日米7社と共同開発進行中とあるが8社目も参加している(菅原社長はとても楽しそうに話しているのが印象的)。

投資初心者

シリコンフォトニクスって聞きなれないけど、何が出来るのかな?

聞きなれない言葉だと思うのでポイントを説明していきますね。

今までコンピュータチップ同士は電気で通信していた(容量に限界がある)。

電気信号を纏めようとすると混線してしまう(大容量に出来ない)。

これを全て量子ドットレーザを搭載したシリコンチップでやってみようというのがシリコンフォトニクス。

NECからのスピンオフ企業「アイオーコア社」と共同開発、今年度には製品化までいける見込み。

外部のルータ等とシリコンチップが直接通信出来て大容量通信が可能になる。

最終的にはシリコンチップ同士が光通信してパソコンの能力を上げる(5~10年の未来)。

レーザーアイウェア事業【Zoff、参天製薬等の各領域主要プレイヤーと連携強化】

引用元:QDレーザ 2022年3月期1Q決算オンライン説明会資料

既に製品化済で2020年1月より国内で「医療機器モデル」を販売承認がおりている。

日本では屈折異常の方15名に対して治験。

視力0.1以下の方に本を10倍のスピードで読んで貰って視力が0.5まで回復することに成功したとのこと。

その後、欧州での治験が2021年6月に終了し、長期安全性が確認されたステータス。

角膜混濁の方含めて20名が治験参加、視力アップや読書スピードも上がり自宅で使用していただいているとのこと。

アメリカでは個人使用向けに2021年8月から、越境ECプラットフォーム「eBay」経由での販売が開始。

「eBay」 は世界中で1.6億人を持つプラットフォーム。

別記事でも記載していますが日米欧だけでも最大9000億円の市場なので困っている人たちへ製品が届くといいですね。

この後に中国やインドへの展開も考えている様なのでそうなると市場規模は更に大きくなりますね。

引用元:QDレーザ 2022年3月期1Q決算オンライン説明会資料

レーザアイウェアの製造、販売体制構築、拡販

① ファブレス(工場を持たない)体制に基づく「低価格」と「高性能商品の開発と製品化」

② 認知度の向上
・弱視者の「見えづらい」を「見える」に変えるWith My Eyesプロジェクト(動画サイト)
→実際にロービジョンの方が装着した様子が見れる。「見えなかったものが見える」のは技術の活用方法として素晴らしいことですね。ロービジョンの方々にとって世界が変わるのではないでしょうか。

・盲学校への寄付
→実際に装着することでの体験や家族が製品を認知する機会にもなるのではないでしょうか。

③ 各領域の主要プレイヤーとの連携強化
・Zoff、KAGA FEI(加賀FEI、旧;富士通エレクトロニクス)、参天製薬
→こちらについて掘り下げて見ていきたい。

Zoffとの連携

Zoffを展開するインターメスティックの研究・開発機関「ZEPS」は「メガネや店舗にIT・AI技術を援用することで人間の可能性を拡張し、顧客体験を洗練すること」を目指している。

QDレーザは、「レーザ網膜投影」がコア技術のレーザアイウェア事業を展開。
→弱視を抱える人々を対象とした医療機器認証取得を達成済。

両社の描く未来像が一致したことから、2020年10月に業務提携が実現。

スマートグラスの共同開発と商用化を開始すると発表されており、2022年の発売を目指すもの。

大きな社会変革の一歩として、今後の展開に期待したい。

引用元:QDレーザ IR資料

KAGA FEI(加賀FEI、旧;富士通エレクトロニクス) との連携

レーザーアイウェアは法人向けにはQDレーザ自身が販売。

個人顧客に対しては販売パートナー(販売代理店)経由での販売となる。

7743 シード等とも連携しているが、KAGA FEIはアメリカと韓国に対して販売代理店として連携している。

参天製薬との連携

医療用機器としては、4536 参天製薬と販売支援の契約を結んでおり日本の医師へ紹介して貰っている。

参天製薬 は、創業 130 周年を迎えて、理想の世界である「WORLD VISION〜Happiness with Vision
〜」を掲げ、その実現に向け新⻑期ビジョンを策定。

患者さん起点で眼科医療ソリューションの開発と提供に取り組むことにより、眼の疾患からの解放と患者さんの生活の質向上を目指すという当社のビジョンに合致するものであり、本医療機器の販売支援を通じ、視覚に障がいのある方の QOL 向上に貢献したいとのコメントが出ています。

製薬会社含めて協力しながら良い取組みは発展させていきたいですね。

今日はここまで。

最後まで見ていただき有難うございました。

次回はフィッシャー理論を元にQDレーザを見ていきたいと思います。

~学び続ける人の人生は、常に前向き~

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