さわかみファンドって長期投資で良く耳にするけど実際どんな運用しているんだろう?実際にさわかみファンドで積み立てしている人の運用状況が知りたいな。
こんな疑問に答えます。
この記事で分かること
・10月の月次レポートから分かること【weightの高い企業&資源価格急騰による株価上昇下で現金化】
・買い増し、売りを行った企業【買い3社、売り8社、フィンランドのNESTEを新規組入れ】
・さわかみファンドの運用状況【3年1ヶ月目:運用益+25.5%】
こんにちは、カツヤマ(@katsu8ma)です!さわかみファンドより2021年10月分の月次レポートが届きましたので買った銘柄、売った銘柄など分かりやすく説明していきたいと思います。
10月の月次レポートから分かること
【 weightの高い企業& 資源価格急騰による株価上昇下での現金化】
まず筆者が購入し始めた頃は「バリュー株」がポートフォリオ全体の35%を占めていました。
※バリュー株というのは、現時点の株価が本来的な企業価値を考慮した水準に比べて安いと考えられる株式のことで、「割安株」とも言われます。景気敏感型の銘柄が多く、電気機器、機械、鉄鋼、化学、商社などが該当します。
10月の月次レポートを見る限り、9月の月次レポートに引き続いて売り切り企業は無しでした。
一方でweightの高い企業や資源価格急騰による株価上昇下で現金化する目的で売りが8社となっています。
それでは詳細を見て行きましょう。
買い増し、売りを行った企業
【買い3社、売り8社、フィンランドのNESTEを新規組入れ 】
月次レポートより買い増した会社と売りを行った会社について紹介したいと思います(月次時点での変化を記載したものです)。最近の流れを引き継ぎ、景気敏感株を利確しながら成長期待の高いグロース株への買増していることが分かります。
10月のトピックスとしてはフィンランドのNESTEが新規組入れとなっています。
買い増し
①4488 AI inside(日本)+3,000株
AIinsideの紹介については以前の記事でも紹介していますが、再掲。
会社名の通りAI認識技術を活用したクラウド型OCRサービスを柱にしている会社であり、
手書き文字のデジタル文字変換に強みを持っています。
※OCRとはOptical Character Readerの略で、画像データのテキスト部分を認識し、
文字データに変換する光学文字認識機能のことです。
withコロナ時代もそうですが、日本の少子高齢化は進みますが会社の経営は大半が厳しく
社員の人件費という固定費は極力減らしたい流れは続き、働き方改革を受けてデータ入力のデジタル化が進むと考えられます。
既に株価は高騰していますがグロース株であるため今後の成長を考えると高すぎるものではなく、実績とともに一般的な認知度も高まると思います。
AIは現時点では大半の人がなんとなく認知している段階だと思いますので会社生活へ日常的に組み込まれたら時間外労働や過労死などを防止する意味でも推進していって欲しいです。それには使うユーザー側の知識も必要になるので会社は人材育成に費用をどんどん充てていって欲しいですね。
株価は資産運用大手の米キャピタル・グループ傘下のキャピタル・リサーチ・アンド・マネジメントが2/22に財務省へ大量保有報告書を提出(株式の保有割合6.45%)。
株価は低迷中ですが、個人的にも魅力を感じて11株まで買い増し、取得単価は16,922円。
目先の株価は気にせずS株を利用してコツコツ買い増していきます。
気になる企業があれば1株でも良いので持つのがオススメです。
持つことで企業の動向を追いますし、チャートの流れも頭に入りますよ。
②4186 東京応化工業 +15,100株
⇒以前の記事でも紹介していますが、再掲。
会社の紹介動画も拝見しましたが、「誰もが真似できないような製品を提供する」グローバルニッチトップ企業を目指す姿勢が感じ取れました。想像以上に半導体が自分たちの身近な存在だということが認識できました。
私自身も注目して東京応化工業(tok)をチェックしていきたい。
③NESTE +20,000株
☑ バイオ燃料(再生油など)はディーゼル燃料(軽油)等とほぼ同等の性状が得られる(航空機のJET燃料にも使われる)。
→Renewable Diesel(発展型再生可能ディーゼル )で世界トップシェアを占めるバイオマス燃料のサプライヤー
☑日本企業のANAに持続可能な航空燃料(SAF)を提供することを2020年10月に発表。
成田、羽田両空港からフライトも増えていくことでしょう。今後、ニュースで名前を聞くことも増えるかもしれませんね。
IR資料を見ると豊田通商にもバイオナフサを輸出するようなので日本企業との繋がりも増えていきそうなので注目したい。
売り
さわかみファンドの運用状況
【3年1ヶ月目:運用益+25.5%】
結論からいうと筆者の場合は毎月15,000円の積立を継続していますが、+141,703円の運用益で投資額からは+25.5%(11/15時点評価)。選挙後から年末に向けた株高影響で先月の+96,494円から上昇する形に。
グロース株による成長を享受出来るのかが気になりますが今後株価調整時にどう動くのか注目です。
足元では4月末から売り込まれたAIinsideの買い増し。海外では Orsted A/S やイルミナを買う等、少しづつ動きあり。
長期目線でいけば筆者も買い増しの機会と考えて少しづつ買い向かいたい。
筆者も体験しているのは株価低迷中は誰も買わないので購入後は含み損になることが多いです。
市場から評価されだすと嘘みたいに株価が上がるのでそうなると面白いです。
今回の三井商船はバリュー投資になると思いますが根本の考え方は同じだと思います。
また、長期目線で行くときに個別株もそうですが一緒に投資信託を行うことで相場感やペースを掴むことが出来ますので参考にして欲しいと思います。
実際、筆者はSBI・バンガードS&P500にも積み立てしていますが信託報酬は0.0938%程度/年と
激安です。さわかみファンドは販売手数料無料ですが、信託報酬は1.10%/年と積立NISAとかの商品に比べると高い印象があると思います。
信託報酬分をカバーするくらいのリターンがあるのかどうかにも注目ですが、個人的には長期投資する上での考え方等、月次レポートで精神的に落ち着くために積立継続している部分が大きいです。
コロナ禍で株価も上がり、バブルと囁かれていますが筆者は相場に立ち続けることを意識してリスク許容度の中で取り組み続けたいと思います。
~学び続ける人の人生は、常に前向き~