こんにちは、カツヤマ(@katsu8ma)です。
3550 スタジオアタオへの株式投資の経緯については別記事に記載済だが、
本記事では現時点での投資戦略について記載したいと思う(順次追記予定)。
投資する理由は?
2019年まで年々売上高が増加している(42億円、2016年対比で約2倍)。
2019年秋の消費税増税影響もあり、20年2月期の営業利益を従来予想の8.80億円から7.70億円に
下方修正したが、主な原因はブランドの積極的な販促促進や横浜店の移転拡張に伴う減価償却費の
増加だと考える。
コロナ禍で小売り全体が売上低迷している会社が多い中、黒字を確保している点。
鞄・袋物小売市場規模は約1兆2000億円でコロナ禍までは微増を続けており、赤字の会社に比べ、元々EC比率が50%超と高く、ブランド力も高いため、アフターコロナで売上を増やせる可能性有。
時価総額も58億円と小型株。同業1位である9990 サックスバーHDはコロナ禍で純利益も赤字へ転落(2019年度は11億円)しているが、時価総額160億円程度であり、スタジオアタオが売上高と純利益を増やしていることを決算で示せれば、時価総額3倍として株価は400円⇒1200円程度に見直される可能性がある。
創業社長の瀬尾社長が筆頭株主で投資家と利害は一致。従業員に対しても株式を譲度制限付株式(※)として新株を発行しており、株価上昇へのモチベーションが高いはず。
※譲度制限付株式とは一定期間、売却すなわち譲渡することができない株式のことです。定められた期間経過後に譲渡制限が解除されるので株価が向上すれば自身の報酬も増加するわけですから、従業員としても株価上昇モチベーションアップにつながるはず。
筆者自体もアタオの財布を妻と一緒に愛用しており、周りでも少しづつ持ってる人が増えてる印象。
そしてプロモーションを積極的に実施しているイルメールは各SNSの登録数も増えているため、
知名度を着実に上げているはず。
3歳の娘へプレゼントしたディーマリーちゃんも大切にしているので子どもには人気があるのは間違いない(もうすぐ2歳の息子はちゃっかり狙っているのはここだけの話)。
そして妻も昨日LINEのアイコンをイーマリーちゃんに変更。理由は可愛いからとのことなので評判は良い、あとは知名度だけ。
スタジオアタオの戦略としては、少しづつ着実にファン層を取り込もうとしているので、そこはゆっくり見守りたい。
事業のビジネス規模について
先述したとおり、鞄・袋物小売市場規模は約1兆2000億円でコロナ禍前までは微増となっている。
キャッシュレスもあるので市場規模はこの程度で推移すると思われる。あとは他社との差別化でどれだけシェアを奪えるか。
ただし、量産するブランドでは無いので着実に売り上げを伸ばしていければいいと思う。
あとはイルメールのキャラクタービジネスがどこまで伸びるかにこの会社はかかっていると考える。
キャラクタービジネスの市場規模は大きく、ポケモンをはじめ日本が強いジャンルでもある。
ハローキティの年間売上は7100億円と日本だけでなく、中国や東南アジアでの人気も口コミで広がっている。
越境ECも別記事で記載しているが、想定通りの進捗ということなので将来的な成長を期待したい。
投資期間はどのくらいにするか
コロナ禍前の下方修正前基準で1200円に戻るまで数年掛かると見込んで3年と想定。
イルメールがヒットして、軽く1200円を超えていくようであればそのまま保有継続するイメージ。
時価総額の上限は?
先述したように同業1位の9990 サックスバーHDの時価総額160円前後近くを目標に180億円と想定。但し、イルメールがヒットした場合には見直しが必要。
時価総額の下限は?
直近の安値266円から計算すると約38億円程度。
損失リスクの許容範囲及び何%のリターン狙い?
株価は現時点で405円、再度266円まで下落すると考えて-34%。(現時点では損切り予定無し)
利益確定を1200円に置くと+296%のリターンが見込める。
つまり-30%の損失リスクを抱えつつ、約300%のリターンを狙うので期待値はプラス。
今回はここまで。
次回は保有後に株価が上がった場合、下がった場合についての考え方を整理したい。