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3550 スタジオアタオ 2022年2月期本決算発表【モール型新ECサイトオープンに期待】

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カツヤマ(@katsuma)です。3550 スタジオアタオ が4月13日の大引け後に2022年2月期の本決算を発表しました。
売上高の下方修正後の決算、成長可能性も踏まえて早速内容について見て行きましょう。

この記事を読んで分かること

1.2022年2月期本決算内容【新ブランドの売上寄与が待たれる】

2.来期の注目ポイント【モール型新ECサイトオープンに期待】

3.今後の株価推移は?【短期的な回復は厳しい】

目次

1.2022年2月期本決算内容

各指標の着地状況は、下表の通り。

緊急事態宣言での店舗休業(4月~5月)を受け、2Q決算前に通期売上高予想を▲10億円の35億円に下方修正。

3Q売上高で25億円を突破、進捗率としては72.1%とほぼ計画通りでしたが本決算は12月のXmas商戦部分が反映され、昨年同様であれば4Qで約12億円のプラスの37億円程度?といった予想でしたが結果は以下の通り。

2Q決算時にオリンピック開催影響で広告単価上昇した、と決算短信へ記載があることから、広告単価見合いで3販促費を増やすと考えていましたが、結局決算短信の中身を見ると昨年対比で約1億円の販促費ダウン。

3Qに引き続き気になるポイントとしては、売上高が伸び悩む中、売上原価だけ下がっていく現象。

単純に考えれば財布・鞄からイルメール等の利益率の高い商品の売上が伸びているとも考えられる..

・外出自粛等の影響の⾧期化、インターネット広告単価の上昇等を受けた販売促進費の抑制等
→売上高は36.16億円(YoY▲9.7%もYoY▲16.7%減少。

・「ストロベリーミー」や「イルメールストリート」が売上を押し上げている印象無し
→認知度含めて売上高が上がっていくには時間が掛かる印象。

・ILEMERブランドへの積極的な投資を継続(CM含め)
→賛否両論あるかもしれませんが、個人的には評価したい。
 目先の利益では無く、将来への投資なくして成長は出来ないはず。

・長期借入金返済が進む
→コロナ禍での資金繰りを考慮して長借入金を増やしていましたが年々返済中。
 次年度で返済終わるのではないかと思います。

引用元:スタジオアタオ 2022年3月期本決算説明資料

前回の3Q決算時に纏めた記事はこちら👇

2.来期の注目ポイント【モール型新ECサイトオープンに期待】

・(株)デジサーチアンドアドバタイジングとのEC販売に係る商品販売基本契約解消
→2022年7月に実施予定(ATAO及びIANNEブランドの一時的な売上落ち込みは止む無し)

今まで販売促進費や手数料支払いで約8億円を支払っていたと考えると大きな決断。

引用元:スタジオアタオ店舗と EC の OMO 実現に向けたモール型新 EC サイトのオープン
及び EC 関連業務の提携解消に関するお知らせ

目指すのはATAO、IANNE、ILEMER、StrawberryMe、Atelier Ataoのオンラインサイトが集積したモール型の新 EC サイト。

顧客情報の一元化を可能にして的確なイベントやキャンペーンを顧客へ提供出来るかが鍵。
各ブランドの世界観を直接伝えられることが出来るかどうか…注意しながら見守りたい。

引用元:スタジオアタオ 2022年3月期本決算説明資料

3.今後の株価推移は?

恐らく多くの株主が2023年2月期は流石に利益を取りに行くのでは?と思っていたと思います。

まぁやってくれました。営業利益「0」予想。アタオゼロとか言葉出来ないか少し心配になってきます。

スタジオアタオを長期保有している方は分かると思いますが、業績予想はかなり保守的です。

新型コロナウイルス感染症も第7派・・・とか色々ニュースになってきていますが少しづつ消費も回復していく想定でのこの数字。2025年2月期の数字を見るとここまでに今の投資が売上に繋がってくる形でしょうか。

引用元:スタジオアタオ 2022年3月期本決算説明資料

財務面はあまり記載しませんが長期借入金等で現金が多いのも、その保守的な面からだと考えます。

4Qもは長期借入金2.2億円分を返済。少しづつ負債についても減少方向。

筆者的には業績予想と実際の決算結果はお互いの約束みたいな印象なので保守的な予想は好きです。

前期は緊急事態宣言での店舗臨時休業影響を加味して下方修正しましたが今期はどうか。

再度この数字(売上高40億円)を最低ラインと考えていきたい。

但し、新ブランドを含めて売上の伸長が見られない限り、イルメールへの投資が疑問視される状況。

成長企業にとって売上が一番大事な部分だと思うので短期勢を中心に売り、長期的にも疑心暗鬼になった方々から売られる方向に向かっています。

実際に1Q決算後に450円付近だった株価も3Q決算前には280円前後だったものの、決算で売られその後は地合いに押され200円台前半まで一時落ち込みました。4Q前は270円台まで回復するも再度決算で売られる展開に。

個人的にはコロナ禍が落ち着いて東南アジア圏へ進出した際、人気が出てくれたら嬉しいと考えています。

引用元:グーグルファイナンス

また、株主還元の配当金も無配にはならず、来期も1株あたり5円が継続される予想となっています。

長く持てる方は数年単位で掛かるかもしれませんが、応援していきたいと思います。

筆者は投資戦略が崩れない限りはそのまま応援継続です(主にはILEMERへの投資継続)。

貸株収入と配当金をいただきながら動向を見守っていきます。

短期やスイングトレードでの売買も可能ですが、極力目的の所までは一緒にたどり着きたい。

その間、機会損失はするかもしれませんが、市場に居座り経験を積む事を重視して取り組みます。

下に向かうとどこまで下がるか分からないが、今後の売上増加期待が持てる中でどこまで売られるか注目したい。

投資戦略としてはILEMERへの投資を継続している限りは売らない方針なので経過を引き続き見守りたいと思う。

ILEMERの潜在能力を示してマーケットを動かすため、会社には是非とも着実な業績アップと朗報を期待して待ちたい。

ILEMERへの投資が続く限り応援しつつ、これからも長期的な成長を願いながら、株主として見守り続けて行きたい。

~学び続ける人の人生は、常に前向き~

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