こんにちは、カツヤマ(@katsu8ma)です!
6613 QDレーザが8月11日に2022年3月期の1Q決算を発表しました。
決算説明資料を基に内容を確認していきたいと思います。
それでは早速見て行きましょう。
QDレーザがどんな会社なんだろう?という方向けの記事はこちら👇
1Q決算の特記事項
各指標の着地状況は、下表の通り。
レーザーデバイス事業
レーザーデバイス事業は5つに分けて説明していきます。
精密加工用DFBレーザ
精密加工用レーザを個人的な解釈で簡単にまとめると
従来から使用されているのはガスレーザや固体レーザ
⇒素材に熱を加えてしまう
QDレーザの超短パルスDFB(※)レーザ
⇒10ピコ秒以下(1兆分の1)の短パルスレーザなので素材に熱影響を与えずに加工が可能
(※)DFB:Distributed Feedback の略で日本語でいうところの分布帰還型レーザ。
通常振幅しやすいレーザに対して波長安定性が高く、線幅が非常に狭い(真っすぐレーザを飛ばせると自分は理解しました)
中国、欧州等の海外からの受注が伸びているということで会社説明会で菅原社長が話していた通りの印象を受ける。
バイオ検査装置用小型可視レーザ
中国のバイオメディカル装置メーカーのアプリ量産を受けての受注増加。
菅原社長の説明ではセンシング分野ではオレンジや黄緑といったレーザーを出せるようになりこの分野に進出出来るようになったとのこと。
フローサイトメーターは5000台の市場規模に対しQDレーザーは20%のシェアを確保しつつある状況。
フローサイトメーターというのは血液の中に血小板、赤血球や白血球があり、その中で白血球が大事になる。
白血球は5種類のリンパ球を含めた細胞を持っている。血液をそれぞれの白血球に流す際にレーザーを当てることで何が通ったかが分かり、血液の組成や悪いものが増えている等の情報が得られる。
センサ用高出力レーザ
通信用量子ドットレーザ
開発受託
レーザアイウェア事業
ロックアップ解除影響は?
QDレーザは2021年2月5日に上場。
上場後、180日間はロックアップで株の売却が出来ませんでしたが、1Q決算後に株価は下落。
そして8/13には「主要株主である筆頭株主の異動に関するお知らせ」のIRが公表。
内容としては「主要株主である筆頭株主に異動」、つまり筆頭株主の東京センチュリーが株を約21万株売却。
株主構成からも証券会社等の大口が多いため、上値は重そうな印象。
株を売る人がいれば買う人もいることで株式市場は成立している。
株価としては約1000円程度まで下落して時価総額も350億円程度。
他の大株主が売却に進むと目先の株価は下落が進む可能性もあるが、業績が悪い訳ではないので大事に育てていきたい。
SBI証券のS株キャンペーンを活用して長期投資準備を進めていきます。
~学び続ける人の人生は、常に前向き~