さわかみファンドって長期投資で良く耳にするけど実際どんな運用しているんだろう?実際にさわかみファンドで積み立てしている人の運用状況が知りたいな。
こんな疑問に答えます。
この記事で分かること
・8月の月次レポートから分かること【景気敏感株の利確】
・買い増し、売りを行った企業【買い3社、売り3社】
・さわかみファンドの運用状況【2年11ヶ月目:運用益+24.4%】
こんにちは、カツヤマ(@katsu8ma)です!さわかみファンドより2021年8月分の月次レポートが届きましたので買った銘柄、売った銘柄など分かりやすく説明していきたいと思います。
8月の月次レポートから分かること【景気敏感株の利確】
まず筆者が購入し始めた頃は「バリュー株」がポートフォリオ全体の35%を占めていました。
※バリュー株というのは、現時点の株価が本来的な企業価値を考慮した水準に比べて安いと考えられる株式のことで、「割安株」とも言われます。景気敏感型の銘柄が多く、電気機器、機械、鉄鋼、化学、商社などが該当します。
8月の月次レポートを見る限り、7月の月次レポートに引き続いて売り切り企業は無しでした。
一方で景気敏感株は株価上昇に伴って利確が進んでいることが確認出来ます。
詳細を見て行きましょう。
買い増し、売りを行った企業【買い3社、売り4社】
月次レポートより買い増した会社と売りを行った会社について紹介したいと思います(月次時点での変化を記載したものです)。最近の流れを引き継ぎ、景気敏感株を利確しながら成長期待の高いグロース株への買増していることが分かります。
8月のトピックスとしては業績が急回復してきている商船三井の利確 でしょうか。
①4186 東京応化工業 +4,900株
⇒以前の記事でも紹介していますが、再掲。
会社の紹介動画も拝見しましたが、「誰もが真似できないような製品を提供する」グローバルニッチトップ企業を目指す姿勢が感じ取れました。想像以上に半導体が自分たちの身近な存在だということが認識できました。
私自身も注目して東京応化工業(tok)をチェックしていきたいと思います。
②4429 リックソフト +6,900株
⇒以前の記事でも紹介していますが、再掲。
前回の本決算時に出した来期予想が保守的な所もあり、株価は急落してましたが1,900円前後で下がり止まった様子。
業績とともに株価自体が上がるのはまだまだ先になると思われます。
さわかみファンドの中で好きな言葉の1つである「今の不納得で行動し将来の納得を得る」。
お金は既に託しているので、後は信じて待っていたいと思います。
本決算について纏めた記事はこちら。
筆者も個別株で投資しています、「投資戦略」はこちら。
③4488 AI inside(日本)+6,600株
⇒2020年11月に業績上方修正を出して一時株価96,000円まで上げていましたが、5月中旬に決算を控えた中、4月28日にNTT西日本とのライセンス不更新を公表。
直前に7912 大日本印刷との連携強化が好感された後だけに株価は急落。
また、信用買いも多い銘柄であるため投げ売りを繰り返しており5月6日時点で2日連続ストップ安。
5月中もなだらかに株価は下落し、一時13,790円を記録しました(2021年1月6日には78,900円だったことを考えると逆6バガー・・・。
信用買いしていた人たちには厳しい結果に。
8月に入り10,000円前後で株価は下がり止まったかな、といった印象ですが中々上値は重い展開ですね。
AIinsideの紹介については以前の記事でも紹介していますが、再掲。
会社名の通りAI認識技術を活用したクラウド型OCRサービスを柱にしている会社であり、
手書き文字のデジタル文字変換に強みを持っています。
※OCRとはOptical Character Readerの略で、画像データのテキスト部分を認識し、
文字データに変換する光学文字認識機能のことです。
withコロナ時代もそうですが、日本の少子高齢化は進みますが会社の経営は大半が厳しく
社員の人件費という固定費は極力減らしたい流れは続き、働き方改革を受けてデータ入力のデジタル化が進むと考えられます。
既に株価は高騰していますがグロース株であるため今後の成長を考えると高すぎるものではなく、実績とともに一般的な認知度も高まると思います。
AIは現時点では大半の人がなんとなく認知している段階だと思いますので会社生活へ日常的に組み込まれたら時間外労働や過労死などを防止する意味でも推進していって欲しいです。それには使うユーザー側の知識も必要になるので会社は人材育成に費用をどんどん充てていって欲しいですね。
株価は低迷中ですが、個人的にも魅力を感じて9株まで買い増し。
目先の株価は気にせずS株を利用してコツコツ買い増していきます。
気になる企業があれば1株でも良いので持つのがオススメです。
持つことで企業の動向を追いますし、チャートの流れも頭に入りやすくなります。
売り
さわかみファンドの運用状況
【2年11ヶ月目:運用益+24.4%】
結論からいうと筆者の場合は毎月15,000円の積立を継続していますが、+124,610円の運用益で投資額からは+24.4%です(9/1時点の評価)。
グロース株による成長を享受出来るのかが気になりますが今後株価調整時にどう動くのか注目です。
足元では4月末から売り込まれたAIinsideやリックソフトの株価が横を向き始めた局面で買い増しを続けている状況。
長期目線でいけば筆者も買い増しの機会と考えて少しづつ買い向かいたい。
実際にAI insideとリックソフトは株価低迷中にさわかみファンドは買い増して応援買い。
筆者も体験しているのは株価低迷中は誰も買わないので購入後は含み損になることが多いです。
市場から評価されだすと嘘みたいに株価が上がるのでそうなると面白いです。
今回の三井商船はバリュー投資になると思いますが根本の考え方は同じだと思います。
また、長期目線で行くときに個別株もそうですが一緒に投資信託を行うことで相場感やペースを掴むことが出来ますので参考にして欲しいと思います。
実際、筆者はSBI・バンガードS&P500にも積み立てしていますが信託報酬は0.0938%程度/年と
激安です。さわかみファンドは販売手数料無料ですが、信託報酬は1.10%/年と積立NISAとかの商品に比べると高い印象があると思います。
信託報酬分をカバーするくらいのリターンがあるのかどうかにも注目ですが、個人的には長期投資する上での考え方等、月次レポートで精神的に落ち着くために積立継続している部分が大きいです。
コロナ禍で株価も上がり、バブルと囁かれていますが筆者は相場に立ち続けることを意識してリスク許容度の中で取り組み続けたいと思います。
~学び続ける人の人生は、常に前向き~