こんにちは、カツヤマ(@katsu8ma)です。3550 スタジオアタオへの株式投資の経緯について記載します。それでは宜しくお願いします。
投資開始時期は2016年12月で買い増しながら現在に至る。
投資のキッカケは妻に最初にあげたプレゼントがアタオの財布。
あげた妻も今ではアタオの財布、バックを愛用しており自分自身も財布を愛用している。
その割には周りの知名度はあまりないので認知されてくれば少しづつ成長するのでは?と思ったのが始まりです。
スタジオアタオは2006年に営業を開始したオリジナルバッグ、財布等の企画・販売を行う非常に若いアパレルメーカー。
神戸の印象が強いが、2006年3月に期間限定ショップ(六本木ヒルズ)にて営業を開始したのが始まりです。
2007年5月に初の直営店としてATAO神戸店がOPENし、2016年11月29日より東京証券取引所マザーズ市場に上場して現在に至る。
事業内容は主に以下の4つ
スタジオアタオの企業コンセプト
スタジオアタオが展開するブランドについて
スタジオアタオの代表ブランドはアタオ
神戸芦屋の閑静な住宅街にある革小物の専門店から始まっています。
普遍的な美しさを持ちながらも、各時代の視点によって新しい意味が絶えず発見されるルーブルの美術品のように、
クラシックでありながらも、時代の風を取り込む斬新なモノづくりにこだわっているためリピート客が多いのが特徴です。
スタジオアタオが投資を進める新ジャンルのキャラクターブランド:イルメール
美しい海に浮かぶ夢の島”イルメール島”と、その島で暮らすイーマリーやペンギンのケーピー、
そしてそれらを囲う奇妙な仲間たちが毎日楽しく過ごす世界観で小さい子どもや親を中心に知名度が上がってきているブランド。
Youtuberともコラボして知名度UPに取り組んでいるが店舗は都市部に限定されており、期間限定ショップで地道にファンを増やしている印象。
SNS等で独自にイルメールに関する質問をしても今はほぼ知らない状況。商品を見ると「可愛い」「小学生、中学生あたりが欲しがりそう」といった評価。
これは世間が知らないだけで知れば一気に知名度が広がる可能性があると見ているが、勿論上手くいく保証はない。
百聞は一見に如かず。
という事で1歳の息子の用事で12月上旬に東京行った際、渋谷の期間限定ショップへ向かう。
お洒落すぎる地下街にイルメールを発見。
ガチャガチャに興味深々な息子を尻目に3歳の娘向けにハッピードールを買おうと決意。
株主目線で気にしたのは店員さんの接客態度。横浜の店舗もそうだが、どこかアットホームな雰囲気があるスタジオアタオのブランド。
無理やり売り込んでくる形ではなく、店員自体がイルメールが好きなのが伝わり好印象であった。
ハッピードールは中に何が入っているか分からないので1つ購入してみる(個人的にディーマリーが希望)。
息子のためにハッピードールのバックアクセサリーが入ったガチャを実施。
購入すると、なんとも可愛らしい袋に入れてもらえる。
1歳の息子がガチャガチャのカプセル(容器)を欲しがり愚図った際、店員が空のカプセルを1つくれました。・・・天使でしょうか?有難うございました、帰りの電車で本当に助かりました。
家に帰ると3歳の娘によってハッピードールの中身が明らかになる。
こちらの希望通り「ディーマリー」ちゃんが登場。
早速、パーカーとバックを取り付けて娘がコーディネートを開始したり、寝かしつけたりと、結構気に入っている様子。このハッピードールを見て周りの友達がどうゆう反応するか見ていこうと思う。
ちなみにイルメールのハッピードールは基本的にこの5種類。
※レアなハッピードールも居たりします。
3歳の娘はラインアップを見て「シーマリー」ちゃんが良かったなぁと発言・・・。
実際には可愛がっているので対象年齢の6歳までどんな感じで関わっていくのかにも注目。
家に来たじぃじとばぁばも「ディーマリー」ちゃんを見てお洒落なお人形だねとの感想。
社会課題である女性活躍に向けた終身雇用を目指している会社
長期投資をするうえで大事にしているのが、その企業がどんな社会課題を解決してくれるのか?というポイント。
少子高齢化で今まで専業主婦で過ごしていた人たちにも働いて貰わないと働き手が足りなくなる日本。
そこでスキルアップも出来ない単純作業だけしてお金を稼ぐのは勿体ないと考える。
社内研修を代表自ら実施しているそうだ。
これは経営方針、理念、ミッションを共有しやすいメリットがあり顧客との接客時に商品だけでなくブランドイメージを伝える形にも繋がりファンも増えやすいだろう。
アパレルメーカーでよくある販売ノルマ等も無いため、値引きしないポリシーというブランド価値を維持するとともにコアなファンが増えていくと予想。
他社と違いSNSの運営等、スタッフ1人1人に責任を振って業務に取り組まれているため、「いきがい」を持ちつつ、
長期キャリアを形成しながらしっかり資産形成出来る仕組み作りをしており、生き生きと女性に働いて貰える場所を提供。
その結果、離職率が少なく社員達にも愛されている会社、というよりファンが働いている会社のイメージだ。
繰り返し部分もあるが、スタジオアタオHPを見て他社と差別化している点は以下の通り。
①各スタッフのスキルアップを図るため、SNSの運用等、スタッフ1人1人に責任と裁量の幅を持たせている
②社内で行われているほとんどの研修は、代表が行っているため、経営方針、理念、ミッションを共有しやすい。
③女性が職業生活において十分に能力を発揮しながら、長く働ける職場を目指し、産休、育休などの環境を整備
④積立型の退職金に加え、株式報酬である従業員持株会やRS(譲渡制限株式)など充実した福利厚生
ビジネスモデルも回遊型売上拡大モデルという店舗やポップアップショップといったリアルでの仕掛け、
接点を持った顧客をネットへ誘導し、具体的な購買につなげていく形なので社員の力が必要であり頑張りが結果に反映されやすい。
2021年2月期 第2四半期の財務的には、
となっており、足元はコロナ影響で約2カ月間の全店舗の臨時休業や消費者の外出自粛等の影響により売上高が減少。元々ECが売り上げの半分程度占めていたので自粛期間もECは持ちこたえるもリアル店舗の影響が響いている印象を受ける。
営業CFがマイナスなのは気になる所ではあるがそれまでは営業CFが右肩上がりなので業績回復に期待したい。
なお、イルメールブランドへの積極投資等により利益が減少、と記載があるため2020年1月から始まった越境ECも成長していけば営業CFも回復していくだろう。
ブランド力もあり、値引きもしないので長期保有する上で何も問題は無いと考えている。
長期保有であるため、1株あたりの配当金5円(配当利回り:約1%)と貸株サービスによる貸株金利(足元3%)を貰いながら
今後の飛躍的な成長とそれに伴う増配を楽しみにしながら、長期目線で保有していきたいと思う。
コロナが落ち着き、ファッションにまた人々が楽しみだすとき、そこがスタジオアタオ飛躍の時となるかもしれない。
≪2020年12月30日追記≫
イルメールブランドで2020年1月から開始している越境ECについて、IRへ進捗や手応えを確認したのでTwitterでは簡素化しましたが、こちらは原文で記載したいと思います。
“越境ECにつきましては、概ね想定の範囲内で進捗しておりますが、引続き状況を見極めながらプロモーションの強化等を図っていきたいと考えております。
今後も『トレンドに左右されない商品企画』と『定番商品を人気商品化するノウハウ』をもとに、O2O戦略を活かした長期的なブランディングによって、それぞれのブランドの付加価値を高め、安定的に収益を上げる事業を展開してまいりたいと考えております。
また、キャラクターとブランドを融合させたエンタテイメントビジネスの強化に向け中長期的に取り組んでおり、引続きILEMERブランドの強化に注力していく方針です。
今日はここまで。
~学び続ける人の人生は、常に前向き~